【世界卓球2025】戸上隼輔、モーレゴードに逆転負けでメダルならず 男子シングルス46年ぶりの夢断たれる
2025年世界卓球選手権で戸上隼輔がモーレゴードに逆転負け。男子シングルスでの日本勢46年ぶりのメダル獲得ならず。

2025年5月23日、カタール・ドーハのルサイル・アリーナで開催された世界卓球選手権個人戦第7日目。男子シングルス準々決勝で、戸上隼輔(井村屋グループ)がパリ五輪銀メダリストのトルルス・モーレゴード(スウェーデン)に2-4で敗れ、1979年大会金メダリストの小野誠治以来、日本勢46年ぶりの表彰台に一歩及ばず、敗退が決まった。
戸上は3回戦で同4位の張本智和(トヨタ自動車)との日本人対決を4-1で制し、4回戦では同10位のダルコ・ヨルギッチ(スロベニア)をフルゲームの激闘の末に撃破。自身初の準々決勝のメダル決定戦に進み、「競れば勝てるという気持ちでぶつかった。次もチャレンジャー精神で臨みたい」と語っていた。
男子シングルスではメダルに一歩届かなかったが、篠塚大登(愛知工大)と組む男子ダブルスでは、4強入りし、2大会ぶりのメダルを確定。残りの種目で世界一を目指していく。
戸上隼輔は2001年8月24日、津市生まれ。23歳。3歳で卓球を始め、山口・野田学園中・高、明大を卒業。2021年アジア選手権で混合、男子ダブルス2冠。世界選手権は2021年に男子ダブルス銅メダル、2022年に男子団体銅メダルを獲得。全日本選手権では2022年、2023年男子単連覇。2022年男子ダブルス優勝。パリ五輪代表。右シェーク攻撃型。プロレスの棚橋弘至のファン。身長171センチ。