BL東京が粘り勝ちで2連覇!東芝時代の黄金期再来を予感させる強さ
BL東京が東京ベイを破り、ラグビーリーグワンで2連覇を達成。東芝時代の黄金期再来を予感させる強さを見せつけた。

5万1千人が詰めかけた国立競技場で、BL東京が再び歓喜の輪をつくった。強力FWを擁する東京ベイに競り勝ち、2連覇を達成。「粘って粘って勝てたことがすごくうれしい」。ナンバー8のリーチ主将は誇らしげに話した。
リーグ最少失点を誇る東京ベイのお株を奪うような堅守だった。後半21分に18-6とリードして以降、トライエリア手前で東京ベイにモールで押される場面が続いたが、途中出場のプロップ小鍜治がスチールを決めるなど、32分にトライを許すまで何度も踏みとどまって相手を消耗させた。ロックのディアンズは「セットプレーの準備に1週間すごく集中した」と満足げだった。
攻撃ではSOモウンガの個人技が光った。神戸との準決勝で右手を骨折した司令塔は「少し痛いくらいで、プレー幅は変わっていない」ときっぱり。前半8分に鋭い突破から先制トライ、後半7分には自陣から一気に抜け出してWTB森勇のトライをアシストと、存在感を見せつけた。
「リーチとモウンガの2人で、素晴らしい調和でチームをかじ取りしてくれる」とブラックアダー・ヘッドコーチ。東芝時代の黄金期再来を予感させる強さを見せつけた。