【北信越大会】中越の逆転負けから学ぶ夏への挑戦
中越が富山第一に逆転負けを喫し、新潟県勢の連覇はならなかった。試合の詳細と今後の展望を紹介。

試合の概要
中越(新潟)は富山第一(富山)に6-10で敗れ、昨年の優勝校である帝京長岡に続く新潟県勢の連覇はならなかった。特に7回裏に大量失点を喫し、逆転を許す結果となった。
試合の流れ
中越は3回裏に2点を先制されたが、4回表に1点を返し、5回には2死一、二塁から渡辺櫂史左翼手(2年)と山岸宏成右翼手(同)の連続適時打、さらに仲丸陽大捕手(3年)の2点適時打で一挙4点を奪い、中盤は主導権を握っていた。
しかし、7回裏に4四死球と4連打を絡められ、一挙7失点を喫し、逆転を許した。窪田優智主将(3年)は「7回表の攻撃が先頭は出たが、あっさりと終わってしまった。危ないと思っていたが、対処できなかった」と悔やんだ。
監督と選手のコメント
本田仁哉監督(48)は「負けた時に出た不足を克服し、いいところを磨いていく」と夏本番への心構えを話した。また、窪田主将は「敦賀気比戦は先制して逃げ切り、富山第一戦は逃げ切ろうとして弱気になった。負け方を知ったことを夏につなげたい」と気持ちを切り替えた。
今後の展望
中越は1回戦で敦賀気比(福井)から新潟県勢15試合ぶりの白星を挙げるなど、今大会でも収穫があった。夏の大会に向けて、さらなる成長が期待される。