富永啓生、Bリーグ・レバンガ北海道入り!師弟関係のロイブルHCと再会
日本代表の富永啓生がBリーグのレバンガ北海道と契約。師弟関係のロイブルHCと再会し、新たな挑戦に臨む。

富永啓生、Bリーグ・レバンガ北海道入り
2025年6月3日、Bリーグ1部のレバンガ北海道は、日本代表の富永啓生と2025-26シーズンの選手契約を締結したことを発表しました。富永は日本随一の3ポイントシューターとして知られ、昨年パリ五輪前の強化試合では2試合で計32得点をあげるなど、その実力は折り紙付きです。
師弟関係のロイブルHCと再会
富永は2001年生まれ、現在24歳。愛知県出身で桜丘高校時代のウインターカップでは平均39.8点を叩き出し、同校初の3位進出に貢献しました。卒業後に渡米し、2021年にNCAAディビジョン1のネブラスカ大学に進学。最終シーズンはチームを10年ぶりのNCAAトーナメント進出に導きました。
夢のNBA入りを目指し、プロ1年目の今季はインディアナ・ペイサーズ傘下のGリーグチーム、インディアナ・マッドアンツでプレー。しかし、プレーオフを含めシーズン52試合中出場25試合、平均3.4点の成績にとどまり、活躍の場を求めてBリーグ移籍を決断しました。
新たな挑戦
富永はクラブが発表したリリース内で、「今回の入団に際し、熱烈なオファーをいただきました折茂社長、横田CEO、清永シニアディレクター、桜井GMに感謝申し上げます」とコメント。また、「これまで僕をバスケットボール選手として育ててくださった桜丘高校時代の恩師である江崎悟監督、U16・U18・東京五輪3x3日本代表選出時のトーステン・ロイブルHC、ネブラスカ大学時代の恩師であるフレッド・ホイバーグHC、及びその他関わってくださったコーチの方々とチームメイトに感謝します」と述べました。
レバンガ北海道の期待
レバンガ北海道は、日本代表の名シューターとして長年活躍した折茂武彦氏がキャリア後年に所属し、選手兼代表として活躍したクラブとして知られています。現在は同氏が代表取締役社長、同じく同クラブと日本代表で活躍した桜井良太氏がGM(ゼネラルマネージャー)を務めています。
また、来季からはトーステン・ロイブルHC(ヘッドコーチ)の就任が決定しています。クラブ創設初年度の2011-12シーズンにも指揮を執ったロイブルHCは、日本代表のアンダーカテゴリーや3x3でもHCを務め、2017年に当時高校2年の富永を初めてユースの日本代表に招集した人物でもあります。
富永の決意
「ファンの皆さんとロイブルHC、チームメイトと一緒に、目先の目標であるクラブ初のチャンピオンシップ出場を果たし、そしてその先にある“Bリーグ初制覇”に貢献できるよう、3ポイントシュートを武器に全“緑”で頑張ります」と決意を新たにした富永。
今季は21勝39敗でB1東地区5位、Bリーグ創設9年間で一度も勝ち越したシーズンがない北海道の地に、旋風を巻き起こすことができるか。日本代表の中核としても期待される24歳の新たな挑戦に注目です。