Bリーグ島田チェアマン、サラリーキャップ制度の厳格化を宣言「明らかな違反は降格も」
Bリーグの島田慎二チェアマンがサラリーキャップ制度の厳格化を宣言。違反クラブには降格も検討すると強くけん制。

サラリーキャップ制度の厳格化
バスケットボール男子Bリーグの島田慎二チェアマンは、2025年7月8日に都内で開催された理事会で、サラリーキャップ制度の厳格化を宣言しました。島田チェアマンは、「ルールをすり抜ける行為が横行すれば、フェアではない」と強くけん制し、明らかな違反があった場合には降格も検討すると述べました。
サラリーキャップの詳細
Bリーグ・プレミア(Bプレミア)のサラリーキャップは、上限8億円、下限5億円(消費税別、その他税込み)で設定されています。島田チェアマンは、オーナーがCM料やイベント出演料をサラリーキャップの外で支払うことについても言及し、こうした「すり抜け」行為を厳しく監視する意向を示しました。
監視体制の強化
島田チェアマンは、支払調書や確定申告を確認し、疑わしい支払いがあれば徹底的に調査することを明言しました。また、オーナーやクラブ、GMに対しても、規約を逸脱した場合のリスクを明確に伝えるとし、サラリーキャップ制度の実効性を担保するための厳しいルールを課すことを宣言しました。
今後の展望
島田チェアマンは、「Bリーグのオーナーも上場企業が増えている中で、コンプライアンスを徹底することが重要」と強調し、サラリーキャップ制度の遵守がリーグ全体の健全な運営につながるとの考えを示しました。今後も監視の目を強化し、フェアな競技環境を維持していく方針です。