元栃ノ心が語る白鵬退職への怒りと相撲協会への疑問
元大関・栃ノ心が白鵬の退職に怒りを表明。相撲協会の対応に疑問を投げかける。

元大関・栃ノ心のレバニ・ゴルガゼ氏(37)が4日、自身のX(旧ツイッター)を更新。日本相撲協会が2日に元横綱・白鵬の宮城野親方(40)の退職を発表したことについて語った。
宮城野部屋の閉鎖と退職の背景
宮城野部屋は弟子の暴力問題で昨年4月に閉鎖。1年以上経過も再開できず、退職の意向を固めていた。宮城野親方は故郷のモンゴルから今週中に帰国予定で、9日に会見を開く見通しだ。
栃ノ心の反応
元栃ノ心は「信じられない、心が痛い」とつづり、約6分の動画を投稿。動画の中で宮城野親方の退職を巡る騒動について語った。
白鵬への評価
宮城野親方について「白鵬関、誰よりも、45回優勝した人間。人間としてもめちゃくちゃいい男」と評価。「誰よりも活躍して、20年間相撲協会の看板だった人間がこんな相撲協会から冷たくされると思わなかったね。そろそろ自分の部屋戻されるのかなって思っていたのに…。クビみたいなことになっています」と驚きをあらわにした。
相撲協会への疑問
さらに、「宮城野部屋で起きた問題と同じ問題がいろいろな部屋で起きているのに、それを隠したり、上手く流したりしているのに、宮城野親方にだけこんなに厳しくされたのかな」とし、「相撲協会は何のためにあるのか。若い衆とか関取衆とか若い親方衆とか相撲協会に勤めている人間を守るためじゃないのかね。なんで宮城野親方を守れなかったのかね」と怒りと悔しさをにじませた。
視聴者への問いかけ
視聴者に向かって「皆さん、どう思いますか?おかしいと思わないんですか?ひどいですよ。信じられない。あんな誰よりも相撲のことを勉強して、誰よりも活躍して、相撲協会を引っ張ってきた人間がクビにされたようなものですからね。おかしいですよ」と問いかけた。
栃ノ心と白鵬の関係
栃ノ心は白鵬と同じ時代に活躍。18年5月に過去25戦全敗だった白鵬を破って大関昇進を確実にした。