パ・リーグ投手たちの隠れた打撃力に注目!セ・パ交流戦で見せる強打者たちの活躍

セ・パ交流戦で注目されるパ・リーグ投手たちの打撃力。高校時代に強打者として名を馳せた彼らのプロでの活躍に期待が集まる。

セ・パ交流戦の見どころ

2025年6月3日から始まったセ・パ交流戦は、ペナントレースの行方を大きく左右する重要な試合です。特に注目したいのが、パ・リーグの投手たちの打席での活躍です。DH制が導入されているパ・リーグでは、投手が打席に立つ機会は限られていますが、アマチュア時代には強打者として知られていた投手も少なくありません。

山﨑福也の活躍

まず紹介したいのが、日本ハムの山﨑福也投手です。日大三高時代には、3年春の甲子園で1大会最多タイとなる13安打を放ったことで知られています。明治大に進学後も打撃は健在で、投手として20勝(10敗)、防御率2.20を記録する一方で、打率.264(125打数33安打)、1本塁打、12打点という好成績を残しています。プロ入り後も、打率.250(28打数7安打)と投手としては優秀な成績をマークしています。

金村尚真の期待

同じ日本ハムの金村尚真投手も、高校時代は4番打者として活躍していました。昨年のセ・パ交流戦では2打数ノーヒットに終わりましたが、今年はプロ初安打への期待がかかっています。

宮城大弥の復活

オリックスの宮城大弥投手も、高校時代は強打者として知られていました。3年夏のU18ワールドカップでは、3試合で防御率1.04という安定した成績を残しながら、打者としても打率.375(8打数3安打)と存在感を見せました。プロ入り後は通算3安打を記録していますが、昨年のセ・パ交流戦期間中は負傷により登録を抹消され、打席に立てませんでした。今年は2年ぶりのヒットを目指します。

山田陽翔の活躍

西武の山田陽翔投手は、高校時代に31本塁打を記録した強打者です。甲子園でも2本のホームランを放っています。プロ入り後は、先発ローテーションに入った2023年に6打数ノーヒットでしたが、それ以外のシーズンでは打席に立っていません。現在は中継ぎとして起用されており、打席に立つ機会は限られますが、巡ってきた際にはプロ初安打に期待がかかります。

松本裕樹の実力

ソフトバンクの松本裕樹投手は、高校通算54本塁打を誇る強打者として活躍しました。プロでは投手に専念しましたが、過去の交流戦で2安打を記録しています。

大野稼頭央のデビュー

6月1日に一軍デビューを果たした大野稼頭央投手も、高校時代は打撃に定評がありました。2年秋から、唯一の出場となった3年春の甲子園前までの公式戦では主に2番打者として起用され、打率.395(43打数17安打)という好成績を残しています。

田中晴也の可能性

ロッテの田中晴也投手も、3年夏の新潟大会で6試合に出場し、打率.308、1本塁打を記録しました。2度出場した甲子園では「3番・投手」として出場し、いずれの大会でもヒットを放っています。プロ入り後は一軍での打席機会がありませんでしたが、現在は先発ローテーション投手として起用されており、プロ初打席、そしてプロ初安打の可能性もあります。

セ・パ交流戦では、これらの投手たちの打撃力が試合の行方を左右する重要な要素となるでしょう。彼らの活躍に注目です。

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