【新日本プロレス】DOUKIが語るH.O.T加入の真実と今後の戦略
新日本プロレスのDOUKIが極悪軍団H.O.T加入の真相と今後の戦略を語る。彼の目指す正義とは何か?

DOUKIが語るH.O.T加入の真実
新日本プロレスのDOUKI(33)が、極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」加入の真相を明かした。左ヒジ負傷で今年1月から長期欠場していたDOUKIは、6月大阪城大会で電撃復帰するとまさかのH.O.T入り。SHOとIWGPジュニアタッグ王座を奪取すると同時に、所属していた「Just 4 Guys(J4G)」は事実上の解散に追い込まれた。
悪の道へ踏み込んだ理由
DOUKIに取材を申し込むと、「そもそもお前、話聞きに来るの遅すぎだろ。いま俺に話聞かなくて誰に聞くんだよ」といきなり説教。「ぶっちゃけJ4Gにいる時からずっとH.O.Tに行こうと思ってたよ。気色の悪いDOUKIを演じるのも限界だったな。兄貴分を慕ってきずなを大事にするとか、かわいいものが好きとか、そういうしょっぱいファンが勝手につけたイメージとか、本当に嫌で嫌でたまらなかった」と、まずは過去を完全否定する。
欠場中にJ4Gが本隊との共闘を決めたことも決定打の一つになったという。「客にこびて面白おかしく笑われる試合で今のプロレスをおかしくしてるのが本隊で、正しい方向に導いているのがH.O.Tだ。くだらねえヤツらが〝闇落ち〟とかバカ丸出しで言ってるのも見たけど、どう見ても更生だろこれは。ついに正義に目覚めたんだよ、俺は」と、H.O.Tの反則ざんまいを棚に上げ本隊こそが悪だと主張。
今後の戦略
DOUKI以外にもドン・ファレ、チェーズ・オーエンズが加入しH.O.Tは一気に勢力を拡大したが「まともなレスラーはそりゃこっちに集まってくるよな。そもそも今のプロレス界、レスラーが客にこびを売り過ぎなんだ。一発も受け身を取ったことのないヤツらの意見に踊らされてるレスラーが一番害悪だよ」と吐き捨てた。
6日後楽園大会では前王者組のYOH&マスター・ワトとV1戦を控える。DOUKIは「アイツらはアイツらで別に弱いわけじゃないけど、いかんせん相手が悪すぎる。SHOの言葉を借りるけど、まあ格が違うよな」と自信満々だ。「俺は去年、ジュニアの顔全員に勝った。高橋ヒロムも石森太二も藤田晃生君も俺にはかなわなかった。そんな俺と、去年4月のタイトルマッチ(鹿児島)でプロレス大賞のベストバウトを取ったSHO…。あれこそ真っ向勝負のストロングスタイルで、やっぱりSHOは強いなと思ったもんだが、その2人がタッグを組んだらそりゃあ最強だよな」と解説を加えたが、ベストバウトのくだりだけは事実無根で記憶が混濁しているようだ。
自身の負傷により1・4東京ドームでのIWGPジュニアヘビー級王座戦は不完全燃焼に終わってしまった。王者となったエル・デスペラードは、現在も王座を保持しており再戦を望む声も多い。しかしDOUKIは「さっきから言ってる通り『続きが見たい』とか、そんなド素人の声に踊らされるレスラーじゃねえんだこっちは。それよりも善悪の狂った今のプロレス界を正す方がはるかに重要だからな」とキッパリ。どこまでも善悪の価値観がゆがんだ男が、新日本マットをさらに荒らしまわりそうな気配だ。