スュペル・リグ（トルコ1部）のガラタサライが、ナポリに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの獲得に迫っている。8日、移籍市場に精通するジャンルカ・ディ・マルツィオ氏がこの情報を伝えた。

現在26歳のオシムヘンは、ドイツのヴォルフスブルクでプロキャリアをスタート。シャルルロワとリールでのプレーを経て、2020年9月にナポリへ完全移籍した。2022-23シーズンにはセリエAで26ゴールを挙げて得点王を受賞し、クラブを33シーズンぶり3度目のスクデット獲得に導いた。翌シーズンも公式戦32試合出場17ゴール3アシストを記録し、今季はガラタサライへのレンタル移籍を経験した。

トルコの地でも公式戦41試合出場37ゴール7アシストを記録し、ガラタサライをリーグ3連覇に導いたオシムヘン。レンタル期間が満了した彼だが、ナポリは現行契約が2026年6月末までとなっているため、来夏のフリー退団を避けるべく、今夏の売却を検討中と噂されている。

ガラタサライはナポリに7500万ユーロ（約128億円）の移籍金を提示する模様。6000万ユーロ（約101億円）の一度目のオファーを拒否されたため、今回はイタリア国外のクラブに対して7月15日まで有効な契約解除金を全額支払う意向だという。

契約期間は4年間で年俸は1600万ユーロ（約27億円）。ディ・マルツィオ氏は、「この移籍への最終承認を与える前に、ナイジェリア人ストライカーはすべての契約書類を正式に受け取るため待機しているが、すでに道筋は決まっており、その行き先はイスタンブールだ」とガラタサライ加入が決定的であると主張した。

今後の動向に注目が集まる中、ガラタサライの戦力強化が期待される。