昨日、アメリカ・カリフォルニア州オレンジカウンティの裁判所に到着した水原一平被告（元ダイヤモンドバックス・大谷翔平選手の通訳）は、長髪に黒スーツ、ネクタイ姿で静かな表情を浮かべていました。この日は、彼に対する量刑が言い渡される予定です。

水原被告は昨年3月に大谷選手の資金を盗用した件でドジャースから解雇され、その後、銀行詐欺を含む複数の罪で連邦当局に起訴されていました。6月の有罪答弁では、彼は司法取引に応じ、罪を認めています。

この裁判の前、報道陣は3時間以上も待機し、大勢のカメラマンが集まりましたが、水原被告は沈黙を守り続けました。米国の検察は1月23日、大谷選手への賠償金として約26億円（1697万ドル）と4年9か月の禁固刑を求めていることが報じられています。

また、水原被告の弁護士は情状酌量を求め、深刻なギャンブル依存症に苦しんでいることを理由に禁錮刑を1年6か月に減らすように裁判所に申し立てており、その結果がどうなるか注目が集まっています。

この事件は、メジャーリーグベースボール（MLB）界だけでなく、広くスポーツ界にも影響を及ぼす可能性があるため、スポーツファンや関係者にとって無視できない問題となっています。