大谷翔平の元通訳・水原一平被告に実刑判決!韓国メディアが指摘する“真っ赤な嘘”とその背景
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の元通訳、水原一平被告に実刑判決が下された。韓国メディアはその嘘と転落の背景を詳細に報じた。

水原一平被告に実刑判決
米カリフォルニア州の連邦地裁は、2025年2月6日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われていた水原一平被告に実刑判決を言い渡した。判決は4年9か月の禁錮刑で、検察側は大谷への約1700万ドル(約26億円)の賠償命令も発している。
賭博スキャンダルの発覚
突如として賭博スキャンダルが急浮上したのは、2024年3月に韓国ソウルで行なわれたMLB開幕シリーズ、ドジャースvsサンディエゴ・パドレス2連戦の最中だった。このスキャンダルは、水原被告の人生を一変させるきっかけとなった。
韓国メディアの反応
韓国の全国紙『スポーツ朝鮮』は、「世界一幸運な男が転げ落ちた」と題したレポートを掲載。同紙は、「常にスーパースターの傍らにいた通訳は底なしの闇に落ち、愚かな決断を繰り返した」と記し、水原被告の転落を詳細に報じた。
水原被告の嘘
今回の公判で、ジョン・W・ホルコム連邦地裁判事は水原被告の手紙に書かれた内容が真実とは異なっていたと指摘。被告は劣悪な労働環境や低収入などを理由に減刑を嘆願したが、判事は被告人の口座に19万5000ドル(約3000万円)もの残高があった事実を指摘し、手紙の内容を「真っ赤な嘘」と断じた。
転落の背景
『スポーツ朝鮮』は、「水原は大谷と出会い、スーパースターと一緒に歩むことで得られるはずだったキャリアと経済的な利益を根こそぎ失った。そしてそれだけでなく、人生そのものが暗転したのである」と論じ、最後は「世界一幸運だった男は、いまや人生最大の危機に陥っている」の一文で締めくくっている。