新横綱豊昇龍、春場所へ向けて全力疾走!苦境を乗り越える覚悟
新横綱豊昇龍が春場所に向けて稽古を開始。昇進直後の苦境を乗り越え、ファンに休場する姿を見せないと意気込む。

豊昇龍、春場所へ向けて稽古開始
大相撲の新横綱豊昇龍(25)は7日、東京・台東区の立浪部屋で昇進後初めてまわしを締めて稽古場へ下り、3月の春場所(9日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けて始動した。兄弟子の幕内明生のぶつかり稽古で胸を出し、四股、ダンベルを使った基礎運動で汗を流した。
疲労回復と集中力
「やっと(疲労が)ちょっと抜けてきた。しっかり集中してやっていきたい」と豊昇龍は語った。昇進してから行事が続き、体重が初場所前に比べ4キロ減の146キロに落ちたという。「食べればすぐに戻る」と気にしていないが、歴代3位の優勝31度を誇る横綱千代の富士でさえ、昇進直後の場所は苦しんだ。昭和56年秋場所は左足首を痛めて3日目から途中休場に追い込まれている。
新大関昇進時の苦い経験
自身も新大関に昇進した令和5年秋場所で、千秋楽に8勝目を挙げてようやく勝ち越した苦い経験もある。看板力士として15日間を全うする強い気持ちが支えだったが、「一人横綱」には最高位にふさわしい成績が求められる。「逃げるわけにはいかない。ファンに休場する姿は見せたくない」。敵には背中を見せないと決意を新たにした。
今後の展望
豊昇龍は、春場所での活躍に期待が寄せられている。新横綱としての責任を自覚し、稽古に励む姿はファンからの支持を集めている。今後の活躍に注目が集まる。
次に読むべきもの
元横綱白鵬こと宮城野親方が退職報道を強く否定。暴力問題による処分後、伊勢ケ浜部屋で再教育を受ける日々を語り、相撲界への意欲を新たにした。
二所ノ関一門が実施する若手十両力士の合同稽古に密着。佐渡ケ嶽親方の指導理念と、新様式稽古が生み出す相撲界の新風を現場の熱気と共に伝える。
元横綱白鵬の宮城野親方が退職報道を強く否定。伊勢ケ浜部屋での後進指導に注力する姿勢を明らかにし、師匠の旭富士親方も全面支持。逆境を成長の糧にした1年間を振り返る。
大関・大の里が千葉市での春巡業で横綱・豊昇龍や琴桜と計12番の稽古を実施。圧力ある相撲で手応えをつかみ、今場所へ向けた調整に弾みをつけた模様を詳細レポート。
大相撲の十両・琴栄峰が、同門のライバルたちと稽古を行い、本場所での対戦に向けて磨きをかけている。
大相撲の春巡業に合流した高安が、夏場所へ向けて強い意欲を示した。春場所で優勝同点の 12 勝を挙げた高安は、三役復帰が確実な夏場所に向けて、「失速しないようにしたい」と語った。
大相撲の宮城野親方が日本相撲協会を退職する意向であると報じられたが、本人はこれを否定した。部屋の再開が見込めない現状について心境を語った。