大相撲春場所 2 日目:炎鵬が白星発進、関取復帰へ
大相撲春場所 2 日目、西幕下 30 枚目の炎鵬が欧山田を押し出しで下し、幕下復帰の場所で白星発進。炎鵬は関取復帰を目指し、地道に努力を続けている。

大相撲春場所 2 日目:炎鵬が白星発進、関取復帰へ
脊髄損傷の大ケガから復帰して 5 場所目を迎えた西幕下 30 枚目の炎鵬(30=伊勢ケ浜部屋)が東 30 枚目の欧山田(鳴戸部屋)を押し出しで下し幕下復帰の場所で白星発進した。
相手はレスリングでアジアを制した実績もある。小兵ながら俊敏な動きとさばきには定評があるが「下に入って相手を起こすことができた。自分の土俵で取れた」と自画自賛。互角の立ち合いから圧力をかけて力強く押し出し、館内から大きな声援と拍手を贈られた。
復帰した昨年名古屋場所から 4 場所連続で 6 勝 1 敗の好成績で今場所は 9 場所ぶりに幕下に復帰した。「久しぶりの(幕下の)雰囲気で、あれ?というのがあったけど、集中していけました」と振り返った。
関取復帰に向け、その日できることを地道に継続。十両が徐々に視界に入るようになった。最近は、序二段転落から不死鳥のようによみがえって横綱に上り詰めた照ノ富士親方(元横綱)には、日々の取り組む姿勢などアドバイスをもらっている。「マインドとか極意というか、普通じゃ聞けないことを聞かせてもらっている。ありがたいことですし自分にとってもプラス」と感謝した。
次に読むべきもの
元横綱白鵬こと宮城野親方が退職報道を強く否定。暴力問題による処分後、伊勢ケ浜部屋で再教育を受ける日々を語り、相撲界への意欲を新たにした。
二所ノ関一門が実施する若手十両力士の合同稽古に密着。佐渡ケ嶽親方の指導理念と、新様式稽古が生み出す相撲界の新風を現場の熱気と共に伝える。
元横綱白鵬の宮城野親方が退職報道を強く否定。伊勢ケ浜部屋での後進指導に注力する姿勢を明らかにし、師匠の旭富士親方も全面支持。逆境を成長の糧にした1年間を振り返る。
大関・大の里が千葉市での春巡業で横綱・豊昇龍や琴桜と計12番の稽古を実施。圧力ある相撲で手応えをつかみ、今場所へ向けた調整に弾みをつけた模様を詳細レポート。
大相撲の十両・琴栄峰が、同門のライバルたちと稽古を行い、本場所での対戦に向けて磨きをかけている。
大相撲の春巡業に合流した高安が、夏場所へ向けて強い意欲を示した。春場所で優勝同点の 12 勝を挙げた高安は、三役復帰が確実な夏場所に向けて、「失速しないようにしたい」と語った。
大相撲の宮城野親方が日本相撲協会を退職する意向であると報じられたが、本人はこれを否定した。部屋の再開が見込めない現状について心境を語った。