J リーグ注目選手白井亮丞、出場機会確保へぎらつく
J リーグの東京 V で活躍する FW 白井亮丞が、出場機会確保に向けて奮闘しています。

白井亮丞、J リーグで飛躍が期待される若手ストライカー
FW 白井亮丞は、ジュニアユースから東京ヴェルディの下部組織に在籍する 185cm の本格派ストライカー。2023 年 6 月に行われた天皇杯 2 回戦でトップチームデビューを果たし、翌月に行われた天皇杯 3 回戦で初ゴールを挙げる活躍を見せました。しかし、2024 シーズンは負傷に悩まされ、公式戦出場なしのほろ苦いルーキーイヤーとなりました。
負傷からの復帰と苦しいシーズン
白井亮丞は昨年の離脱期間に集中して取り組んだ筋力アップによって上半身を中心に体の厚みを増しつつ、プレシーズンもハイインテンシティを志向するチームスタイルに順応すべく運動量、プレー強度の改善に取り組んできました。明治安田 J1 リーグ開幕節の清水エスパルス戦では途中出場でプロデビューとともに J1 デビューも果たしましたが、「正直何もできなかった」とピッチに送り出した城福浩監督の言葉通り、白井自身も不甲斐なさを反省しました。
出場機会を求めて奮闘する
以降のリーグ戦 3 試合はベンチ外となりましたが、この間にチームでは最前線のファーストチョイスとなっていた FW 山田剛綺が左ヒザの重傷によって長期離脱が決定。第 5 節のアルビレックス新潟戦では白井に 4 試合ぶりのベンチ入りのチャンスが訪れました。この試合でチームは今季初の複数得点を記録し、一時逆転を許したアウェイゲームで 2-2 の同点に追いつくポジティブな勝ち点 1 という結果を持ち帰りましたが、19 歳のストライカーは「まだ信用されていない」と出番なしに終わった悔しさを強く感じました。
今後の展望
白井亮丞は今後出場機会を得ていく上では攻守にわたるベースアップは当然のことながら、指揮官も自身も想定する、得点が必要な状況での決定的な仕事。前線の駒が不足するなか、試合終盤における前線でのハードワークという“ゲームチェンジャー”としての役割をこなせるか否かがポイントとなるはずです。