2025年5月24日、楽天イーグルスの浅村栄斗内野手が日本ハム戦で通算2000安打を達成した。これはプロ野球史上56人目の偉業であり、平成生まれの選手としては初の快挙となった。

浅村栄斗の偉業

浅村は1回に右前に先制適時打を放ち、2000安打の大台に到達。34歳6カ月での達成は史上7番目の年少記録である。楽天在籍の選手としては2015年の松井稼頭央以来、2人目の達成となった。

苦難の末の達成

4月末から打撃の調子が上がらず、5月20日の西武戦では出場機会なし。足かけ11年にわたるパ・リーグ1位の連続試合出場記録が1346試合で途切れたが、気持ちを切り替えて偉業を果たした。

感動の瞬間

お立ち台に招かれた浅村は、インタビュアーの質問に涙を流しながら応えた。「残り1本。チームとしての目標ではないので、何とか早く決めたいと思っていた」と語る姿は、ファンに深い感動を与えた。

中学時代のチームメートの証言

中学時代のチームメートである山口篤史氏は、浅村の努力を称賛。「当時を知る人はまさか栄斗が2000安打を打つとは思わなかった。プロに入って相当に努力をしたんだろうな」と語った。

今後の目標

浅村は次に球団として13年ぶりのリーグ優勝を目指す。「とにかく2000本で終わりではない。しっかり1本でも多く打てるように」と意気込みを語った。

浅村栄斗の2000安打達成は、彼の長年の努力とプロフェッショナルとしての姿勢の結果である。これからも彼の活躍に期待が集まる。