【名古屋場所2025】新時代の幕開け!若手力士の躍進に期待
2025年大相撲名古屋場所では、新時代を担う若手力士の活躍が期待されています。草野、若碇、琴栄峰の新入幕が確実視され、新会場での新たな歴史が刻まれます。

2025年5月25日、大相撲夏場所が千秋楽を迎え、大の里(24=二所ノ関部屋)が4度目の優勝を果たし、新横綱昇進が確実となりました。28日には名古屋場所(7月13日初日、愛知・IGアリーナ)の番付編成会議が開催され、来月30日に正式発表されます。
幕内と十両の入れ替え
幕内と十両の入れ替えは5人と予想されています。東前頭15枚目で5勝10敗の竜電(34=高田川部屋)、西前頭15枚目で5勝10敗の湘南乃海(27=高田川部屋)、西前頭16枚目で6勝9敗の錦木(34=伊勢ノ海部屋)、東前頭17枚目で4勝11敗の玉正鳳(32=片男波部屋)、東前頭18枚目で4勝11敗の栃大海(25=春日野部屋)の5人は陥落が免れない状況です。
十両からの昇進
十両からは、東筆頭で8勝7敗の元大関・御嶽海(32=出羽海部屋)と東2枚目で9勝6敗の英乃海(35=木瀬部屋)の再入幕、西筆頭で13勝2敗を挙げ2場所連続十両優勝を果たした草野(23=伊勢ケ浜部屋)、西5枚目で12勝3敗の若碇(20=伊勢ノ海部屋)、西十両7枚目で11勝4敗の琴栄峰(21=佐渡ケ嶽部屋)の新入幕が確実です。
新会場での新時代
新会場「IGアリーナ」で行われる今年の名古屋場所、新時代の幕開けにふさわしい期待の若手3人が幕内に番付を上げそうです。甲山親方(元幕内・大碇)を父に持つ若碇が昇進を果たせば、現役では琴桜、王鵬、佐田の海に続いて史上11組目の親子幕内力士となります。
兄弟同時幕内力士
翔猿の兄・英乃海の再入幕と、琴勝峰の弟・琴栄峰の新入幕が決まれば、若元春―若隆景も含め兄弟同時幕内力士が3組も番付に名を連ねることとなります。
十両と幕下の入れ替え
十両と幕下の入れ替えは3人か。西十両11枚目で1勝2敗12休の若ノ勝(21=常盤山部屋)、東十両13枚目で6勝9敗の宮乃風(26=中村部屋)、西十両14枚目で5勝10敗の夢道鵬(23=大嶽部屋)は陥落しそうな成績です。東幕下3枚目で7戦全勝優勝の大辻(21=高田川部屋)と西幕下4枚目で5勝2敗の荒篤山(31=荒汐部屋)の再十両昇進、東幕下5枚目で5勝2敗の旭海雄(25=大島部屋)の新十両昇進が濃厚です。
関取昇進の行方
東幕下4枚目の石崎(24=高砂部屋)は、千秋楽の“入れ替え戦”で西十両10枚目の羽出山(25=玉ノ井部屋)に敗れて4勝3敗となり、羽出山の残留により昇進は見送られる見込みです。石崎は関取昇進が懸かる7番相撲に3場所連続で敗れる結果となりました。