【宝塚記念】武豊騎手と石橋守調教師の絆で掴んだ歴史的勝利
第66回宝塚記念で、武豊騎手と石橋守調教師の絆が生んだ歴史的勝利の物語。メイショウタバルが逃げ切り、G1初制覇を飾った。

第66回宝塚記念の熱戦
2025年6月15日、阪神競馬場で行われた第66回宝塚記念・G1は、7番人気のメイショウタバルが逃げ切ってG1初制覇を飾りました。武豊騎手はディープインパクトで制した2006年以来、19年ぶりとなる5勝目を達成。これにより、歴代最多勝利記録と、56歳3か月1日での同レース最年長勝利記録を更新しました。
石橋守調教師の初勝利
石橋守調教師にとっては、これがG1初勝利となりました。石橋師は武豊騎手とのコンビで、メイショウサムソンに騎乗した2007年天皇賞・秋以来の勝利を掴みました。このレースには、強い決意が秘められていました。
松本オーナーの感慨
レース後、松本オーナーは「夢みたいですね。石橋さんと豊さんで。出来すぎですね」と感慨深げに語りました。2007年も左の拳を強く握りしめ、馬上で喜びを体現するレジェンドの姿が、再び時計の針を動かし始めました。
データで見るメイショウタバル
メイショウタバルの血統と戦績は、以下の通りです。
- 血統: 父ディープインパクト、母メイショウサムソン
- 戦績: 10戦5勝、G1初制覇
今後の展望
凱旋門賞参戦を見据えた決断で、松本オーナーは「豊ちゃんで行こうと思っている」と直接告げるため、事前に食事の席を設けていました。その場で石橋師は「頑張れよ」と激励。その年の夏に流行した馬インフルエンザで国内路線に変更したが、それぞれの気遣いに触れ、絆がさらに深まりました。