【福島新馬戦】ガードオブオナー:父サトノダイヤモンドの血統を継ぐ新星のデビュー戦
2026年クラシックを目指す新星ガードオブオナーのデビュー戦。父サトノダイヤモンドの血統を引き継ぎ、ステイヤー体形で注目を集める。

ガードオブオナーのデビュー戦
日曜福島5R(芝1800メートル)で初陣を迎えるガードオブオナーは、G1戦線を席巻した名牝ソングラインの半弟として注目を集めている。父サトノダイヤモンドの血統を強く引き継ぎ、ステイヤー体形で今後の成長が期待される。
血統と特徴
ガードオブオナーは、16年菊花賞や有馬記念を制した父サトノダイヤモンドを彷彿とさせる体つき。スラリとした胴長で、背中に奥行きがあるステイヤー体形が特徴だ。毛色も父と同じ鹿毛で、体重は490~500キロとほぼ同じ。林師は「父譲りの雄大な雰囲気で、フットワークも大きい」と評価している。
姉弟の比較
安田記念を連覇したソングラインは胴が詰まったマイラー体形で、短い距離に向いた走法が特徴。一方、ガードオブオナーは長めの距離が合うとされており、1800メートル戦でデビューする。父がキズナからサトノダイヤモンドに替わったことで、半姉とは対照的な体形と走法が備わったと考えられる。
追い切りと騎手の評価
2日の1週前追い切りでは、古馬1勝クラスの併走馬と余力たっぷりに併入し、ラスト1Fは11秒6の瞬発力を示した。手綱を取った戸崎は「乗り味がいいですね。レースでも乗り味の良さがいい方向に出れば」と感触を語っている。林師は「この時期のお姉さんに比べると気性が若くて、これから成長していく馬。初戦からというタイプではありませんが、奥がありそうです」と期待を寄せている。
今後の展望
兄たり難く弟たり難し。姉は名マイラーで鳴らしたが、弟は名ステイヤーの道を歩んでいく。ガードオブオナーは父から受け継いだステイヤー資質を背中の奥行きが体現しており、今後のレースでの活躍が期待される。