東京ベイが江戸川区で新たな挑戦へ:新スタジアム計画と地域密着の未来
東京ベイが江戸川区でシーズン終了報告会を開催。新スタジアム計画と地域密着の取り組みでさらなる飛躍を目指す。

ラグビー・リーグワン1部の東京ベイは、4日に江戸川区役所前でシーズン終了報告会を開催しました。2季ぶりのプレーオフ進出を果たし、決勝では惜しくもBL東京に敗れ準優勝に終わりました。前川泰慶GMは「来季は優勝を目指し、江戸川区に優勝トロフィーを持ち帰りたい」と語り、ファンの前で奪還を誓いました。
ホストスタジアム「スピアーズえどりくフィールド」では今季6試合が行われ、全勝を収めました。トップリーグ時代から続く“えどりく不敗神話”は24まで伸びています。しかし、このスタジアムは収容5000人ほどの小規模な施設で、近い将来の改修が検討されています。前川GMは「収容1万人規模のスタジアムを望んでいる」と話し、新たなステージへの挑戦を表明しました。
江戸川区の斉藤猛区長も出席し、今季限りで退団するLO松井丈典は「新設した大きなスタジアムを期待している」とアピールしました。「スピアーズえどりくフィールド」は、チームが一昨年からネーミングライツを取得している区立の施設で、改修には区の協力が不可欠です。
今季は江戸川区浴場組合とコラボし、区内の浴場でスタンプを集めると試合のチケットがもらえる企画も実施しました。これにより、普段ラグビーを見ない人たちへの周知も成功しました。前川GMは「地域の人たちの理解を得て、ラグビー以外のメリットも出せるようにしたい」と話し、地域密着の取り組みでファン層の拡大に努めています。
リーグワン屈指の強豪チームである東京ベイは、日本代表の人気選手も多数在籍しています。「1万人の観客を呼び込むポテンシャルがある」とし、江戸川区と共に新たなスタジアムを建設し、2022-23シーズン以来の日本一奪還と地域とのさらなる連携を目指しています。