ラグビー・リーグワン:山下楽平、神戸退団後の新たな挑戦を語る
ラグビー・リーグワンの神戸を退団した山下楽平が、新たな挑戦に向けた思いを語る。

2025年6月5日、ラグビー・リーグワン1部の神戸を今季限りで退団するWTB山下楽平(33)が、神戸市内のクラブハウスで報道陣の取材に応じた。
退団の決断
前日に退団が発表された山下は、京産大を卒業してから11年にわたって在籍したチームを離れることになった。この1週間を「寂しいというのと、スティラーズでやってきたことを思い出していた」と振り返り、現在の率直な思いを口にした。
神戸での活躍
「(神戸では)本当にやりきったなという思いが強い。試合に出られない時期や、ケガも含めてメンバー選考に漏れることもあって、悔しい思いもあった。でも、自分にできる準備は常に100%でやってきた。やり残したことは正直、ないです」と語った。
新たな挑戦
自身を「足が速くない」と言いながらも、たぐいまれなセンスやラグビー眼、豊富な経験を生かしてピッチに立ってきた山下。加入1季目の14―15年シーズンの第1節でトップリーグ初出場を果たし、リーグワン初年度にはトライ王に輝いた。今季はリーグワン、トップリーグ通算で100試合出場を達成。若手の台頭がある一方で、確かな存在感を示してきた。
未来への展望
「いろんなことにチャレンジしたいなって思ったところと、残りたい気持ちと。そのバランスを取ったところで、こういう決断になった。自分自身がスティラーズにできること、今したいことを考えた結果、こういう決断に至った。現役は続けようと思っています」と語り、慣れ親しんだ場所を離れ、新たな挑戦に打って出ることを明らかにした。