横綱豊昇龍の休場が名古屋場所に影を落とす:3連続金星配給の波乱
横綱豊昇龍が名古屋場所で休場し、3日連続で金星を配給する波乱の展開。その影響と今後の展望を探る。

横綱豊昇龍の休場が波乱を呼ぶ
2025年7月17日、大相撲名古屋場所で横綱豊昇龍(26)=立浪=が休場を発表した。今場所は1勝3敗と苦しい戦いが続いており、2日目から若元春、安青錦、阿炎と3日連続で金星を配給していた。豊昇龍の休場は、新横綱場所だった今年春場所以来の出来事だ。
八角理事長の指摘
4日目の取組後、八角理事長(元横綱北勝海)は豊昇龍の不振について言及した。「若元春に負けた一番が大きい。勝てる相手に負けて、流れが悪くなっている。動きで勝つ人は、調子が上がるまでが難しい」と指摘し、さらに「気持ちしかない。いいときは気持ちが強いけど、悪い時にね」と奮起を促していた。
負傷の影響
場所前に伊勢ケ浜部屋に出稽古した際、左足親指を負傷した豊昇龍。取組前に師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「痛めていたけど、大丈夫って言ってました。(治療は)昨日も行った」と不安を認めていたが、結局休場に至った。
不戦勝の王鵬
5日目の相手、平幕の王鵬は不戦勝となる。豊昇龍が4日連続で金星を配給すれば、1931年宮城山以来94年ぶりの不名誉記録となっていたが、休場により回避された。
今後の展望
豊昇龍の休場が名古屋場所にどのような影響を与えるか、注目が集まっている。ファンや関係者にとって、早期の回復と復帰が待たれる。