豊昇龍の休場が名古屋場所に影響、横綱昇進後の苦戦が続く
豊昇龍が名古屋場所で休場、横綱昇進後の不振が続く。左足の負傷が影響し、今場所の活躍はならず。

豊昇龍の休場が名古屋場所に波紋
大相撲名古屋場所5日目、新横綱の豊昇龍が休場となった。これは春場所以来の休場で、昇進後3場所目での2度目の休場は、1958年以降で3人目の事態となった。
負傷の経緯と影響
豊昇龍は場所前の7月4日、出稽古中に左足の親指を痛めた。当初は軽い痛みとされていたが、3日目の安青錦戦で症状が悪化。日本相撲協会に診断書を提出し、1か月間の安静と加療が必要と診断された。
師匠の立浪親方によると、豊昇龍は出場を希望していたが、痛みがひどく、休場を決断したという。
今場所の展望
今場所は4年ぶりに東西の横綱が並ぶ予定だったが、豊昇龍の休場で千秋楽の横綱対決は実現しなかった。豊昇龍の昇進後3場所での皆勤は、先場所の12勝のみとなっている。
立浪親方は「次こそは優勝争いできるように、万全で出したい」と再起への意欲を示した。
今後の課題
豊昇龍の早期回復が期待される中、今後の場所での活躍が注目される。横綱としての責任と期待に応えるため、しっかりとしたリハビリと調整が求められる。