テニス=大坂なおみ全仏オープン初戦敗退、涙の会見で語った決意
大坂なおみが全仏オープン初戦で敗退し、涙の会見で今後の決意を語りました。試合の詳細と彼女のコメントをご紹介します。

2025年5月26日、パリのローランギャロスで行われた全仏オープン女子シングルス1回戦で、元世界ランキング1位の大坂なおみ(27)が第10シードのパウラ・バドサ(スペイン)に7─6、1─6、4─6の逆転負けを喫し、初戦で姿を消しました。
試合のハイライト
- 大坂は第1セットを7─6で先取するも、その後はバドサの猛攻に屈し、第2セット1─6、第3セット4─6で敗北。
- アンフォーストエラーが54回と、相手の27回の倍を記録し、試合の流れを掴むことができませんでした。
涙の会見 試合後の記者会見で、大坂は涙ぐみながら次のようにコメントしました。
「時間がたつにつれて、もっといいプレーができるはずだと感じている。人を失望させるのが本当に嫌」
感情を抑えきれず、一時は退席する一幕もありましたが、数分後に戻って会見を続けました。
手のマメに苦しむ 試合中、大坂は手の指にできたマメに苦しみ、メディカルタイムアウトを取ってテーピング処置を受けました。
「(5月上旬の)ローマ大会以来、手にできている。クレーコートの摩擦が原因だと思う。他のサーフェスではできないので」
今後の決意 この敗戦からどのように強くなれるか問われると、大坂は次のように答えました。
「それを教えてもらえたらうれしい。自分でもよく分からない」
他の試合結果 第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と第7シードのマディソン・キーズ(米国)はストレート勝ちで2回戦に進出しましたが、第9シードのエマ・ナバロ(米国)はストレート負けで1回戦敗退となりました。